今日はちょっとフルートのマニアックなお話し☆
フルートは素材によってもちろん全然音色や重量感など異なりますが、同じ素材(同じ総銀だったり同じ14Kだったり)でもメーカーさんによっても音色などが異なります♪
そして、フルートはとても繊細な楽器なので少し〝何かが違う〟だけで音色や音の安定感などがかなり変わってきます!
カスタマイズ
例えば、金のフルートの音が好きだけどお金が厳しいなぁ、、、という方はリッププレート(紺色ので囲ってある口をつける部分↓)だけ金にしたり、頭部管だけ(ピンク色で囲ってある1番上部の管↓)金にしたり、キー(緑で囲ってある指で押さえるボタンのような部分↓)だけ金にしたりなどとカスタムするとかなり音が違ってきます☆
フルートの長さの違い
主にC管のフルートとH管のフルート2種類あります!(ちなみにピッコロはC管とD管がありますが、D管の方が主流です。)
C管のCはドイツ音名でドという意味で、最低音はこのド↓まで出るフルートのことを指します。
H管のHというのはドイツ音名でシという意味で、C管で出る最低音のドの一つ下の音のシまで出るフルートのことです。
C管とH管の違いは単に最低音がドかシかの違いだけでなく、H管の方が管が長い分、重量は増しますが、音に安定感があり、低音が鳴りやすいです。後、1番高いドと♯ドの時の運指が少し異なります。
↑1番右の金のフルートがH管で足部管(構えたときに口元から1番遠くなる部分)のキー(指で抑えるボタンのような部分)の数が異なるのが分かりますか?
H管は3つあるのに対し、C管は2つしかありません☆
引き上げ方式とソルダード方式
なんのこっちゃ?と思う方も多いと思います笑
フルートのキー部分の作り方には2種類あり、管体からヒュッと引き上げてキーの下の土台となる部分を作っている引き上げ方式のものと、管体にはキーで塞ぐ部分に穴を開けるだけで、キーの土台となるリングのようなものを付け足しているソルダード方式のものがあります。
矢印で指してある部分がキーの下につく土台です!
引き上げ方式は引き上げている分その土台の周りの管体の金属が薄くなっていますが、ソルダード方式だと付け足しているので管体が薄くなっていないので、より密度の高い豊かな音が鳴ります♪
私が引き上げ方式の14Kのフルートを使用していた頃、初めて14Kのソルダード方式の吹かせて頂いた時に音色の違いに感動しました☆
楽器屋さんのフェアなど行って色々試してみるのもとても楽しいと思います!!
笈沼沙衣
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